格安スマホに興味はあっても、実際に使えるのだろうか?と疑問に思うことはありませんか?
格安SIMカードの値段を見ると、本当に通話できるのか?と心配になってしまう人もいるのではないでしょうか。
通話料がいくら下がるのはわかっていても、通話できないレベルの品質であれば、「安かろう、悪かろう」になってしまいます。
通話品質が気になった場合、通話回線を調べてみましょう。
格安SIMを提供している会社は、自分たちで通話回線を持っていません。このため、ドコモ、au、ソフトバンクなどから、回線を借りて、通話・通信サービスを提供しています。
たとえば、ドコモ回線の場合、ドコモの携帯電話がつながるところならつながります。試してみるまでもなく、普段ドコモのスマホを使っている人ならば、使えるエリアや品質がわかると思います。
それでは、ドコモの回線を借りているのに、なぜドコモより安くなるのでしょうか。
これは2つの理由があります。
1つ目の理由は、借りてきた回線を切り売りする時に、安く売れるように1ユーザー当たりが使える通信容量に制限をかけていることがあります。1日単位や、1カ月単位などで通信容量を制限し、一人あたりの使用量の上限を設定し、1人当たりのコストを低くできるように工夫しています。
大手キャリアの提供するプランは、高画質動画を見続けるようなヘビーユーザーであっても、ほとんどインターネットを使わないライトユーザーでも、通話料金以外はほぼ一律に同じ金額を負担しています。
それに対して格安SIMは、みんなが少しずつしか使わないようにすることで、使用量と料金のバランスが取れているともいえます。
もう1つの理由は、通信以外にかかるコストが抑えられていることにあります。
大手キャリアは商品のカタログをつくったり、派手な宣伝をしたり、キャッシュバックキャンペーンを行ったりしています。そして、実店舗を有し、ユーザー向けのサポートも用意しなければいけません。そういったコストを捻出する必要がない分、MVNOは安くできるわけです。
このため、格安スマホであっても、通話品質はまったく変わらないと思ってください。